ハンググライダーは簡単に言えば紙飛行機みたいに三角形の固定翼を持っているもので、パラグライダーは下の写真にあるような細長い形をした袋状の柔軟翼を持っています。

　パラグライダーは1980年代に出現してハンググライダーの弱点、コンパクト性において脚光を浴びることになりました。ハンググライダーに比べ機体重量が半分以下のパラグライダーは背中に担いで移動することができます。

　操縦は特に難しくなく、右に行きたければ右のラインを引き、左は左、着陸時は両方のラインを同時に引けばほとんどショックもなく着陸することができます。

　パラグライダーは山からテイクオフ（離陸）します。本物を直接見た人はご存知かもしれませんが、実は落ちるだけでないのです。おそらく、スカイダイビングのパラシュートを想像しているのでしょうか。パラグライダーは落ちるだけのもので、何が楽しいのかなと思う人もいることでしょう。

　サーマルと呼ばれる暖かい上昇気流が山部にはあり、それにうまく乗ることで離陸地点よりも高く、すごいときは1000メートル以上も高度を獲得することもできます。始めのうちは練習生として小山や、高高度の山からでもまっすぐ下りることも多いですが、経験を重ねるうちに何時間でも飛んでいることが出来ます。自然の力を利用して楽しめるすばらしいスポーツです。

　2000年のクロスカントリーリーグでは現在茨城県足尾山から栃木県の那須高原まで75kmを飛んだ記録があります。パラグライダーの世界も競技があります。参考までに国内の競技の状況を知ることができるホームページを紹介しておきます。

パラグライダー競技委員会

　パラグライダーは短い期間に簡単に飛行することができ、かつ安全なスポーツです。機材や素材の研究、強度の研究や、徹底したフライトテストに合格した機体が市販されています。

　しかし、十分な練習と経験を積み、気象変化を予測し安全な飛行を心がけることが大切です。空中にいることは他のスポーツとは違い大きなリスクを持っていることも確かです。

　パラグライダーは自分で機体を買って勝手にそこら辺の山で飛んでは行けません。陸上のスポーツと違い、止まって考えることができないからです。

そのためパラグライダースクールに入って講習を受けることになります。スクールは全国各地にありますので自宅からの距離、予算等を考慮に入れ慎重に選びましょう。距離が近いしスクール料金が安いからといって、簡単に選ばないほうがいいと思います。スクールによって講習の質、雰囲気が異なります。遠くても良い講習、楽しいスクールを選ぶことも大事でしょう。

パラグライダー・イエロー・ページズ

　また、ｉモードの携帯電話をお持ちの方はｉモード版サイト「ｉ−PARA」がお勧めです。エリアガイドや様々な意見・情報を知ることが出来ます。左のコンテンツメニューからページURLを携帯に送信して下さい。